土作りとは土と肥料を混ぜることです。よい土の条件には、5つのポイントがあります。

良い土と悪い土
良い土の条件 逆の場合は?
水はけ(排水性)がよい
(必要以上に与えられた水を、逃がしてあげられる土)
水はけが悪いと根腐れをおこしてしまう
水もち(保水性)がよい
(植物に必要な水分を適度に保つことの出来る土)
乾燥し過ぎると、根が枯れてしまうことがある
空気の通り(通気性)がよい
(新鮮な空気を、よく通すことができる土)
水や空気が通りにくいばかりでなく、根も伸びにくくなる
団粒構造の土である
(土の粒と粒の間に隙間のある土)
水や空気が通りにくいばかりでなく、根も伸びにくくなる
土の中に病害菌や病害虫の卵が無い 植物が健康に育ちません

地植えの場所は日当たり風通しのよい場所が適してます。場所が決まったら土つくりをしましょう!

ここで紹介するのは球根屋さん.com流の土作りです。球根屋さん.comでは環境を考えた土作りをめざしています。

土作りの流れ

土を耕す

堆肥や腐葉土を撒いてなるべく深く(30cm以上)掘ってよく混ぜる
球根専用の土、リピート培養土を使用すると便利です。

リピート培養土は、コンテナ用には赤玉小粒を2割足すとベストです。

繰り返し使える環境にやさしい製品です。
動物性たい肥は使っていません。

土を中和する

球根を育てて花を咲かせるのに適している土は
弱アルカリ性(ph7.5)~中性(ph7)~弱酸性(ph6.5)です。
※酸性が強いと球根は育ちません
土を中和する為に籾殻くん炭(籾殻を焼いて、炭にしたもの)またはミリオンを撒いて土を中和する

ミリオンは珪酸塩白土を原料とした天然地質から出来ています

土の酸度を中和し根ぐされ防止効果もあります

土を肥沃にする

植え込み1週間ほど前になどを撒いてよく混ぜる

「楽」は病虫を防除する有機肥料です。
有機物100%ですが完全に腐植と醗酵がすんでいる
完熟なので臭いはありません。気軽に使用できます

球根を植え付ける

植え付けの深さと間隔を保って植えましょう
上下を間違えなで・・・

基本的には大きな球根は深く、小さな球根は浅くです。
球根屋さん.comでご紹介している球根の植え付けの深さと間隔は次の項目で・・・

 

土作りで紹介している「リピート培養土」「ミリオン」「楽」などを販売しています。

球根によって植え付けの深さと間隔が違います。

球根を植える深さ
一般的な植え付けの深さと間隔 球根屋さん.comでご紹介している秋植え球根の場合
球根によって違いますが、
深さはだいたい球根大きさの2~4倍。
間隔は球根1~2個分を空けて植えましょう。

翌年も花を咲かせたい場合には多少
広めの間隔で植え付けるといいでしょう。
また小さい球根はあまり間隔を空け過ぎ
ないほうが花が咲いたとき綺麗です。

チューリップの場合、園芸品種は翌年は
綺麗な花は期待できません。
原種系の方は植えっぱなしでも2、3年は
綺麗な花を咲かせてくれます。

 

きれいな花を楽しむための管理方法を紹介します。

管理方法

水やり

基本的に自然の雨に任せます。
乾燥した日が何日も続くようなら、時々様子を見て晴れた日の
午前中に水やりをしましょう。

肥料

球根だけなら基本的には追肥はしなくてもかまいませんが、他の草花と一緒に植えている場合には株元に楽を少量撒いて土と混ぜるように軽く耕すようにするといいでしょう。

害虫対策

春先からアブラムシが発生しやすくなります。
害虫を介してウイルス病にかかるので発生する前に・・・・・
天然のニームオイル入りのスプレーや「碧露」など、2月下旬頃から時々スプレーしておく。(防御の為です。)
アブラムシをちょっとでも発見したら、牛乳液をスプレーする。
(牛乳の成分である「カゼイン」で虫の気門を塞ぎ、窒息死させる。)
春になるとすごい勢いで増えるので少ないうちに対処!が肝心です。

 

  1. 枝や葉っぱが密集しすぎて風通 しが悪くなっていませんか?
  2. 水はけの悪い土に植わっていませんか?
  3. 肥料をやりすぎていませんか?

●花が咲き終わったら

  1. 花が咲き終わったら、すぐに花首のところから手でもぎ取りましょう。ウイルス感染の予防にハサミを使わず、手でもぎ取ると良いでしょう。
  2. 原種系の小球根は掘りあげるよりも植えっぱなしのほうが良いようです。(小さいので掘り上げるのは大変。)
  3. チューリップの園芸品種の球根は苦労して球根を太らせても1年目の花と同じものは期待できません。(苦労の割りに報われないので1年限りと割り切ったほうが良いでしょう)

花が咲き終わって、葉の緑色がなくなって全体に黄ばみはじめた頃に行います。
春植え球根は11月、秋植え球根は6月ごろ行います

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